千葉「正論」懇話会

田久保氏「米中の争いで選択迫られる日本」

正論「千葉懇話会」で講演する田久保忠衛氏=12日、千葉市美浜区
正論「千葉懇話会」で講演する田久保忠衛氏=12日、千葉市美浜区

千葉「正論」懇話会(会長・千葉滋胤千葉商工会議所顧問)の第72回講演会が12日、千葉市美浜区のホテルニューオータニ幕張で開かれ、産経新聞「正論」執筆者の田久保忠衛・杏林大名誉教授が、「激動する国際情勢と日本」と題して講演した。新型コロナウイルス感染対策を講じて実施された。

同懇話会設立20周年記念講演として行われ、田久保氏は「この20年間で米国が比較的衰退した一方、中国は危険な台頭をした」と指摘。「米国と安全保障条約を結ぶ一方、中国と経済的に緊密な関係を続ける日本は、米中の鋭い争いの中で深刻な選択の問題を迫られている」と、米国との二人三脚の必要性を強調した。

バイデン大統領との日米首脳会談で防衛力強化を約束した菅義偉首相について、「日本に帰ってきてからは軍事の『ぐ』も言わない。国家の基本的な問題をどう考えているのか。私は批判的だ」と話した。