原坂一郎の子育て相談

不登校になった小5の娘

5年ぶり2回目の相談です。小5の娘は新型コロナウイルスの影響もあり、昨年から学校が楽しいと言わなくなりました。今年のクラス替えでは親しい友達とも別れ、新しい担任は本人の苦手なタイプ。クラスになじめず、腹痛で休みがちになり、今は週3回の保健室登校です。元来引っ込み思案で、友達にも遠慮するタイプです。先生方は「いい子だが自分に自信がない」と言います。家族だけには、「保健室は1人で寂しい」「会う人にいろいろ聞かれるのがいや」「毎日発表があるから教室に戻るのは怖い」と本音を話します。周りの人は「寄り添って休ませればいい」と言い、私も同感ですが、焦りと不安で口うるさくなりつつあります。どうすればいいでしょうか。

今度は5年前とはまったく違う、不登校という問題でお悩みなのですね。娘さんの言葉や行動のすべてに理解を示し、決して突き放さないあなたは立派です。でもそれがいいように作用していないようです。

娘さんは誰からも否定されていないことをいいことに、「あれもいや」「これもいや」と、いくぶん、わがままが入っているようにも思えます。まずは娘さんに、ではどうしたいのかをじっくり聞いてほしいと思います。それが分かったら、私ならこうします。

①寂しいだけの保健室登校はやめ、本当は行きたい教室にしばらくついていく②クラスメートに事情を素直に話し、「いろいろ聞かないでやってね」「しばらくは本人の苦手な発表はしないということでもいい?」などとお願いし、本人の負担を減らしてやる③先生には常に感謝を伝える-です。

いやなことや苦手なことをしなくて済むようお膳立てをしてやり、とにかく安心感と自信を持たせるのがスタートです。あの子にしてあの親あり、なんて言われてもいいじゃないですか。それも子供に寄り添う、ということだと思います。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士。

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