台湾、東京五輪にオードリー・タン氏を派遣

台北市内でインタビューに応じるオードリー・タン氏
台北市内でインタビューに応じるオードリー・タン氏

台湾の行政院(内閣に相当)の羅秉成(ら・へいせい)報道官は10日、今月23日に開幕する東京五輪に、IT担当閣僚の唐鳳(英語名、オードリー・タン)氏(40)を派遣することを発表した。

これまではスポーツを担当する教育部長(文部科学相)が台湾の代表として五輪の開会式に出席することが多かった。今回、日本で知名度の高い唐氏を派遣することで、日台関係を強化する狙いがあるとみられる。羅報道官は「政府を代表して出席するのに最適の人選」と話した。台湾メディアによると、唐氏は東京に数日間に滞在し、日本側に新型コロナウイルスワクチンの提供について改めて謝意を示す予定だという。

10代からソフト開発などに携わり「ITの天才」と呼ばれた唐氏は2016年、35歳の若さで入閣。昨年春、台湾のマスク不足を解消するため、薬局でのマスクの在庫情報を知らせるソフトの開発を主導し、話題を集めた。(台北 矢板明夫)