10日午前4時20分ごろ、和歌山県みなべ町埴田の防波堤で「友人が流された」と110番があった。約3時間後、海岸から約50メートル離れた海上で、建設作業員の吉水亮さん(29)=大阪府箕面市=がうつぶせの状態で浮いているのを田辺海上保安部の巡視艇が見つけ、死亡が確認された。
和歌山県警田辺署などによると、吉水さんは大阪府の10~20代の友人男性3人と海岸に来ていた。防波堤で飲食後、その場で寝ていた友人のうち1人が吉水さんがいないことに気づいた。
吉水さんはウエットスーツを着ていたことなどからシュノーケリング中に溺れた可能性があるとみて、署が友人らから事情を聴いている。