女子ソフト新リーグ来春開幕 五輪後の起爆剤に

練習に取り組む伊予銀行女子ソフトボール部の選手たち
練習に取り組む伊予銀行女子ソフトボール部の選手たち

2008年の北京五輪金メダルから13年。日本の女子ソフトボールは今年の東京五輪で再び世界の頂点を目指そうとしているが、次回のパリ五輪からは五輪競技として開催されないことが決まっており、競技人口の減少や人気の低迷が懸念されている。事態を打開しようと来春、女子ソフトボールの新しいリーグ「JD(ジャパン・ダイヤモンド・ソフトボール)リーグ」が設立されることが発表された。実業団16チームが加わり、四国からは伊予銀行(松山市)も参加する。選手たちは「子供たちに楽しさ伝えたい」と意気込んでいる。

新リーグに参戦する伊予銀行女子ソフトボール部
新リーグに参戦する伊予銀行女子ソフトボール部

社会に笑顔を

6月28日、一般社団法人日本女子ソフトボールリーグ機構は、オンラインによる記者会見を開き、新リーグの名称と参加チームを発表した。

島田利正代表理事兼チェアマンは「ソフトボールを通じて社会に笑顔を届ける。地域や所属企業の支援を得て、驚き、感激、わくわくを創出していきたい」と語った。

日本の女子ソフトボールは00年のシドニー五輪で銀メダル、04年のアテネ五輪は銅メダル、08年の北京五輪では金メダルを獲得。北京五輪ではエース、上野由岐子投手の超人的な活躍が話題になった。

選手としてシドニー五輪に出場し銀メダリストとなった増淵まり子さんが、新リーグのブランディングアドバイザーを務め、ロゴマークを担当。増淵さんは「ダイヤモンドの原石は多くの過程を経て虹色の輝きになる。選手は技術、体、心、人間性を磨きダイヤモンドの輝きを放ってほしい」と話した。

新リーグは東西に分かれてレギュラーシーズンを戦うほか、東西の交流戦シリーズを実施。秋ごろにダイヤモンドシリーズとして全国の頂点を決めるトーナメント戦を行う。トータルでは232試合が予定される。新リーグに参加するのは次のチームだ。

東リーグ=ビックカメラ高崎、デンソー、ホンダ、NECプラットフォームズ、太陽誘電、戸田中央総合病院、日立、大垣ミナモ

西リーグ=トヨタ自動車、豊田自動織機、伊予銀行、タカギ北九州、SGホールディングス、シオノギ製薬、日本精工、東海理化

現行の日本リーグは1~3部制で行われており、1部には12チームが参加している。新リーグは2部の4チームを加え、16チームとなる。

試合数が増え、レギュラーシーズンには全国の地域に出向いて行うツアーシリーズも含むことから、多くの人の観戦機会が増え、ソフトボールへの関心が高まると期待されている。

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