北京五輪に政府代表送るな 欧州議会決議、人権状況改善迫る 中国は反発

1日、交差点に停車し、警戒する警察車両=中国新疆ウイグル自治区ウルムチ(共同)
1日、交差点に停車し、警戒する警察車両=中国新疆ウイグル自治区ウルムチ(共同)

欧州連合(EU)欧州議会は8日、EU欧州委員会や加盟国などに対し、中国が香港や新疆(しんきょう)ウイグル自治区での人権状況を改善しない限り、来年2月の北京冬季五輪への政府代表や外交官らの招待を辞退するよう求める決議を賛成多数で採択した。中国は反発した。決議に法的拘束力はないが、EUと中国の関係悪化を象徴する形となった。

決議は香港紙、蘋果(ひんか)日報(アップルデイリー)を香港国家安全維持法(国安法)を根拠に取り締まり、廃刊に追い込んだことなどを「最も強い言葉で非難する」とした。

中国のEU代表部は8日発表した談話で「スポーツの政治問題化に断固反対だ。非常に無責任で、各国のスポーツ選手の利益を損なう」と批判。「香港に干渉するたくらみは実現しない」などと牽制(けんせい)した。

(共同)