「日本は世界の安全保障の最前線」 名古屋「正論」懇話会で河野氏

名古屋「正論」懇話会で日本の安全保障について講演する河野克俊氏=7日午後、名古屋市の名鉄グランドホテル(須谷友郁撮影)
名古屋「正論」懇話会で日本の安全保障について講演する河野克俊氏=7日午後、名古屋市の名鉄グランドホテル(須谷友郁撮影)

名古屋「正論」懇話会の第46回講演会が7日、名古屋市中村区の名鉄グランドホテルで開かれ、前統合幕僚長の河野克俊氏が「日本の安全保障 今後とその課題」と題して講演した。

河野氏は、中国が台湾に侵攻した場合を想定し、集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法の「存立危機事態」をめぐる議論に言及。「日本は好むと好まざるにかかわらず、世界の安全保障の最前線に立った」と指摘した上で、「平和的解決が大前提だが、台湾有事の際は台湾の支援が日本の国益になる」と強調した。

また、中国の海洋進出に対抗する日米豪印4カ国の連携枠組み「Quad(クアッド)」の意義について、「経済的な互恵関係というより、4カ国が中国を抑制できる海軍力を保有し、価値観の変更を迫る軍事的意味の方が大きい」と持論を述べた。