資格審査委トップに強硬派 香港行政長官が任命

香港の林鄭月娥行政長官(AP=共同)
香港の林鄭月娥行政長官(AP=共同)

香港政府の林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は6日、立法会(議会)選挙などで「愛国者」以外の立候補を排除する「資格審査委員会」のトップに、民主派への強硬姿勢で知られる前保安局長の李家超政務官を任命した。7日付の香港各紙が報じた。

資格審査委は、5月末の選挙制度見直しに伴い新設。任命されたメンバーは李氏を含めて7人で、立法会選のほか、行政長官選などで候補者を事前審査する。香港国家安全維持法(国安法)を根拠に設置した「香港国家安全維持委員会」が警察の情報に基づき不適格者を審査委に指摘する。

李氏は警察出身。これまで治安トップの保安局長として、香港紙、蘋果(ひんか)日報(アップルデイリー)を国安法により取り締まり、廃刊に追い込んだほか、2019年の抗議デモに対する取り締まりも指揮した。6月25日に政府ナンバー2の政務官に昇格したばかり。(共同)