札幌市の職員3人がコロナ マスク未着用者の応対で感染か

職員3人の新型コロナ感染について説明する山口亮感染症担当部長(右)=7日午後4時すぎ、札幌市役所(坂本隆浩撮影)
職員3人の新型コロナ感染について説明する山口亮感染症担当部長(右)=7日午後4時すぎ、札幌市役所(坂本隆浩撮影)

札幌市は7日、マスクを着用していない来庁者に対応した市職員3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。担当者は「因果関係は分からず、あくまでも感染経路が不明なケース」と説明しているが、マスク未着用者からの感染の可能性も否定できないことから、今後はマスク着用に応じない来庁者に退去命令を出す対応も進める考えだ。

市保健福祉局の山口亮感染症担当部長によると、マスク未着用の来庁者とは本庁舎地下1階の窓のない会議室で面会した。日時などは明らかにしていない。危機管理対策室の職員3人が1時間にわたって対応した後、同じ部屋で教育委員会の職員2人が約30分応対した。市側はマスク着用や感染防止用のパーティションの設置を提案しているが、「理解が得られなかった」という。

その後、今月3日に応対した市危機管理室の30代男性が発症。同じ部署の20代男性が4日、教育委員会の40代男性が6日に相次いで発症した。いずれも宿泊施設に入所中。同席していた別の2人はPCR検査で陰性が確認されている。

市は感染が確認された職員3人について、「発症の2日前までの感染可能期間に市民との接触はない」と説明。今後は庁舎管理規定に基づき来庁者にマスクの着用を求め「特段の事情がなく応じない場合は退去含むことも検討する」と話す。事情でマスクを着用できない人に対しては、文書やメールによる問い合わせなどに対応する方針。