中国、東京五輪開会式に副首相の出席検討 協力重視

中国の孫春蘭副首相
中国の孫春蘭副首相

中国が東京五輪開会式への孫春蘭副首相の出席を検討していることが6日分かった。中国は来年2月開幕の北京冬季五輪を控え、日本との五輪協力を強める意向。新型コロナウイルスの流行も踏まえて共産党最高指導部からの出席は避け、副首相などにとどめる方針だ。共産党筋が明らかにした。

孫氏は4人いる副首相のうち、スポーツを担当している。日本の新型コロナの感染状況を見極めて出席の可否を最終判断する。開会式には2024年パリ五輪があるフランスのマクロン大統領も出席を表明。中国も要人の派遣が必要だと判断しているもようだ。

一方で日中関係は改善の兆しが見えず、7人いる最高指導部メンバーの訪日は現実的でない情勢だ。

習近平国家主席は5月、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話会談し「東京五輪の開催を支持したい」と表明した。中国は東京五輪が成功すれば、北京五輪にも弾みがつくとみている。(共同)