山口県警岩国署は6日、日本酒「獺祭(だっさい)」を製造する同県岩国市の旭酒造で5日、同社社員の久行渓太(ひさゆく・けいた)さん(24)=同市周東町=が酒の醸造に使う重さ410キロのタンクの下敷きになって死亡したと明らかにした。
岩国署や同社によると、久行さんは1人でトラックの荷台から移動式のタンクを下ろす作業をしていた5日午後4時50分ごろ、何らかの原因で落下したタンクの下敷きになった。搬送先の病院で死亡が確認された。
タンクは円柱型の金属製で、直径115センチ、高さ147センチ。署は事故が起きた状況を調べている。旭酒造の担当者は「再発防止、原因究明を進めていく」と話した。