費用は2800億円 福島第2廃炉作業を公開

完了まで44年。廃炉作業の第一歩になる除染作業が始まった=福島県の東京電力福島第2原発(芹沢伸生撮影)
完了まで44年。廃炉作業の第一歩になる除染作業が始まった=福島県の東京電力福島第2原発(芹沢伸生撮影)

東京電力は6日、福島第2原発(福島県楢葉町、富岡町)の廃炉に向けた最初の作業となる除染を開始、現場を報道陣に公開した。完了まで44年を見込んでおり、長い道のりの第一歩になった。

公開されたのは、1号機原子炉建屋4階の制御棒駆動機構補修室にある点検装置の除染で、作業に従事したのは12人。防護服とダストマスク姿の作業員が高圧洗浄機で排水ラインの内部を洗い流していった。

同原発の三嶋隆樹所長は「現場を見て44年に渡る事業のスタートを実感した。廃炉をしっかり進めるには地域の理解と信頼が第一と肝に銘じ、安全、着実に進めたい」と話していた。

東電によると、廃炉にかかる費用は約2822億円。作業工程は4段階に分かれており、第1段階では10年かけて原子炉建屋などの汚染調査や除染を行うことにしている。