中国、収容は「テロ対策」 ウルムチ暴動12年で正当化

1日、交差点に停車し、警戒する警察車両=中国新疆ウイグル自治区ウルムチ(共同)
1日、交差点に停車し、警戒する警察車両=中国新疆ウイグル自治区ウルムチ(共同)

中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区政府は5日、北京で記者会見し、少数民族ウイグル族を収容施設で教育し、テロにつながる「過激思想を取り除いた」と主張した。自治区で多くの漢族らが死亡した大規模暴動から5日で12年となったのを踏まえ「暴力テロ犯罪」を根絶するための措置だと正当化した。国営中央テレビが伝えた。

また同テレビは5日、軍トップの中央軍事委員会主席を兼ねる習近平国家主席が自治区の武装警察部隊に「反テロ突入中隊」の栄誉称号を授与したと伝えた。鎮圧を担う部隊を称賛することで、少数民族の反政府活動を力ずくで押さえ込む姿勢を誇示する狙いとみられる。

中国は自治区の各地に「職業技能教育訓練センター」と称する施設を置き、イスラム教徒のウイグル族を多数収容。自治区政府の報道官は対策により「4年余り暴力テロ事件が起きていない」と自賛した。(共同)