都議選

公明23人全員当選で衆院選に弾み

東京都議選で当選を決めた候補者の名前に花を付ける公明党の山口那津男代表(左端)ら=4日夜、東京都新宿区の党本部
東京都議選で当選を決めた候補者の名前に花を付ける公明党の山口那津男代表(左端)ら=4日夜、東京都新宿区の党本部

公明党は東京都議選で公認候補23人全員の当選を果たした。新型コロナウイルスの影響や野党共闘などで苦戦を強いられたが、豊島や中野など激戦区に位置付けた選挙区を全て制した。次期衆院選に向けた前哨戦でもあっただけに、党内には安堵(あんど)が広がっている。

「コロナの感染状況の中で全員当選を果たすことができた。まさに奇跡的とも思える結果だ」。山口那津男代表は5日未明、都内で記者団にこう語った。

公明にとって都議会は政界進出の足掛かりとなった重要な舞台だ。前身の公明政治連盟が昭和38年の都議選で躍進、翌39年に国政政党としての公明党が誕生した。都内には支持母体である創価学会総本部などの重要拠点もあり、都議選は全員当選が義務付けられる。実際、平成元年を最後に落選者は出していない。

都議選の結果は次期衆院選にも直結する。太田昭宏前代表が東京12区で公明の都内唯一となる選挙区の議席を守ってきたが、次回は若手の岡本三成元外務政務官に交代する。知名度浸透が課題だが、都議選は衆院選の先行指標とされるだけに、今回の全員当選を衆院選への弾みとしたい考えだ。(石鍋圭)

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