都議選自公過半数割れ、首相「謙虚に受け止める」

都議選の結果を受け記者団の質問に答える菅義偉首相=5日午前、首相官邸(春名中撮影)
都議選の結果を受け記者団の質問に答える菅義偉首相=5日午前、首相官邸(春名中撮影)

菅義偉首相は5日午前、4日投開票された東京都議選で自民、公明両党が過半数に達しなかったことについて「自公で過半数を実現できなかったことは、謙虚に受けとめたい」と述べた。一方で自民党が第一党に返り咲いたことには「都政の発展のために、都民のために責任感のもとに全力で取り組んでいきたい」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

首相はまた、都議選で都民ファーストが東京五輪・パラリンピックの無観客での開催を訴えるなど観客の在り方が焦点となったことに関しては、都や大会組織委員会、政府などによる5者協議で決定するとして「選挙の結果に関わらず(5者協議の)日程を決めている」と述べた。

新型コロナウイルス特別措置法に基づき東京など10都道府県で適用中の「蔓延(まんえん)防止等重点措置」が、期限の11日以降も延長されるかどうかが五輪観客の在り方に影響することを踏まえ「蔓延防止の結論も早々に出さなければならない」と述べた。

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