熱海の土石流 首相「救助に全力」 原因究明も

大雨に関する非常災害対策本部会議の初会合で発言する菅義偉首相(右列中央)=5日午前、首相官邸(春名中撮影)
大雨に関する非常災害対策本部会議の初会合で発言する菅義偉首相(右列中央)=5日午前、首相官邸(春名中撮影)

政府は5日、静岡県熱海市の伊豆山(いずさん)地区の土石流被害を受けて非常災害対策本部を首相官邸で開いた。菅義偉(すが・よしひで)首相は同本部で「何よりも人命第一で地方自治体とも緊密に連携し、一人でも多くの命を救い、暮らしを守るため、速やかな救命・救助と被災者支援に全力を尽くしていただきたい」と関係閣僚に指示した。

5月に施行された災害対策基本法に基づき、首相を本部長として非常災害対策本部を開くのは初めて。特定災害対策本部から格上げした。

首相は「警察、消防、海上保安庁、自衛隊を増強し、1500人を超える態勢で被害状況の把握と人命救助に当たっている」と説明。国民には「土砂災害を厳重に警戒し、お住まいの地域のハザードマップを改めて確認し、危険な場所に近づかないようにしてください」と呼びかけた。

政府は当面、行方不明者の捜索・救助活動に全力を挙げるが、土石流の原因究明にも乗り出す方針。政府高官は5日、発生源に堆積していた盛り土が原因との見方について「(盛り土が)どのくらい影響したか今後調べていかなければならない」と述べた。