吉川元農相、8月に初公判 鶏卵汚職、否認か

吉川貴盛元農林水産相(萩原悠久人撮影)
吉川貴盛元農林水産相(萩原悠久人撮影)

東京地裁は5日、鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)グループ元代表の秋田善祺(よしき)被告(87)から大臣在任中に計500万円を受領したとして、収賄罪に問われた元農相の吉川貴盛被告(70)の初公判を8月3日に開くと決めた。

贈賄などの罪に問われた秋田被告は、6月28日の初公判で起訴内容を認めた。関係者によると、元農相は現金の受領自体は認める一方、賄賂の趣旨はなかったと主張するとみられる。

起訴状によると、元農相は、秋田被告が家畜を快適な環境で飼育する「アニマルウェルフェア(AW)」の国際基準への反対意見を取りまとめるなど、業界に便宜を図ってもらいたいとの趣旨を知りながら、平成30年11月~令和元年8月に東京都内のホテルや大臣室で現金計500万円を受け取ったとしている。