日本維新の会の吉村洋文副代表(大阪府知事)は5日、東京都議選での獲得議席が改選前と同数の1議席にとどまった結果について「相撲の土俵には何とか上がれたが、まだまだ足腰が弱い。がっぷり四つの相撲をとる実力はないのが、いまの東京維新の会だ。足腰を強めてもらいたい」と述べた。府庁で記者団に答えた。
維新は今回、13人の候補者を擁立。選挙戦最終日の3日、松井一郎代表とともに応援に入った吉村氏は大田区や北区などで遊説し、浮動票の掘り起こしに努めた。
吉村氏は得票数が伸びなかった要因について「東京では地域の声を聴く地べたの活動をしっかりやらないといけない。選挙のときだけわっとやっても当選できない」と分析。一方、秋までに行われる衆院選への手応えを問われると、「衆院選は国の代表を選ぶ選挙。ちょっと違うのではないか。直接リンク(関連)するほどでもないと思う」との見方を示した。