異論暴論

正論8月号好評販売中 メディアぶった斬り 産経新聞に辛口な理由とは

「産経新聞が『ダメな』根源的理由を論ず」と産経新聞の吉田信行元専務論説委員長が書いているのを見て、驚く読者もいるかもしれない。

戦後、GHQ内の左派や旧ソ連の影響を受けた国内の共産主義者らが日本の弱体化を図った。それは過去の話ではなく、いまなお残るその赤いマグマに対する警戒心が産経には薄いのではないか、というのが吉田氏の危惧だ。実は産経は「多勢に無勢の圧倒的に不利な状況下」にあるのであり、うっかりするとマグマにのみ込まれてしまいかねないとして、不退転の覚悟で世の大勢に挑まねばならないと後輩に奮起を求めている。

キヤノングローバル戦略研究所の杉山大志研究主幹は、「脱炭素祭り」の先棒を担ぐ日本経済新聞の経済度外視ぶりに鉄槌(てっつい)を下す。かつて民主党・鳩山由紀夫政権はグリーン成長戦略なるものを掲げたが、経済的にみても大失敗に終わった。日経はその過ちを忘れてしまったのだろうか。

武漢ウイルスの感染者が着実に減っていた5月26日、朝日新聞は「夏の東京五輪 中止の決断を首相に求める」との社説を掲載した。酒井信彦元東京大学教授が、投書欄まで総動員して五輪中止に突き進む朝日新聞を一刀両断している。(溝上健良)

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