フォト特集

癒えぬ傷痕 熊本豪雨1年 <動画あり>

入居者14人が犠牲になった特別養護老人ホーム「千寿園」。同園は今年4月に人吉市内の仮設施設で再開し、旧施設は間もなく解体される。副施設長の後藤竜一さん(56)は道路の冠水で施設に行けなかった。「訪れるたび、何かできたことはあったのではないかと思い、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいになる」と話した =6月28日、熊本県球磨村(佐藤徳昭撮影)
入居者14人が犠牲になった特別養護老人ホーム「千寿園」。同園は今年4月に人吉市内の仮設施設で再開し、旧施設は間もなく解体される。副施設長の後藤竜一さん(56)は道路の冠水で施設に行けなかった。「訪れるたび、何かできたことはあったのではないかと思い、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいになる」と話した =6月28日、熊本県球磨村(佐藤徳昭撮影)

熊本県の球磨川流域の氾濫などで県内で死者65人、行方不明者2人の被害が出た豪雨災害から4日で1年を迎えた。同県南部の球磨村で、入居していた高齢者が犠牲になった特別養護老人ホーム「千寿園」などを基に現地を訪れ、その後の被災地の表情を追った。(写真報道局 佐藤徳昭)

入居者14人が犠牲になった特別養護老人ホーム「千寿園」。被災直後、室内には七夕の短冊が残されていた =昨年7月6日、熊本県球磨村(宮崎瑞穂撮影)
入居者14人が犠牲になった特別養護老人ホーム「千寿園」。被災直後、室内には七夕の短冊が残されていた =昨年7月6日、熊本県球磨村(宮崎瑞穂撮影)
昨年7月4日、東京から帰省していた産経新聞社社員は、自宅が浸水しているのを目の当たりにして、がく然とした。「今すぐ避難してください」。午前5時ごろ、村内放送で避難勧告があり家を出ると、すでに道路は冠水していた。午前10時に避難所から自宅周辺に戻ると、球磨川の支流の芋川は泥水がダムのようにあふれ、自宅1階の天井まで浸水していた(清藤拡文撮影)
昨年7月4日、東京から帰省していた産経新聞社社員は、自宅が浸水しているのを目の当たりにして、がく然とした。「今すぐ避難してください」。午前5時ごろ、村内放送で避難勧告があり家を出ると、すでに道路は冠水していた。午前10時に避難所から自宅周辺に戻ると、球磨川の支流の芋川は泥水がダムのようにあふれ、自宅1階の天井まで浸水していた(清藤拡文撮影)
6月30日、濁流でえぐられた道路は修復され、芋川は穏やかに流れていた(佐藤徳昭撮影)
6月30日、濁流でえぐられた道路は修復され、芋川は穏やかに流れていた(佐藤徳昭撮影)
仮設住宅に住む西門瑠美子さん(35)と睦翔くん(2)、諒牙さん(15)。現在、家族7人で生活している。瑠美子さんは「仮設住宅は2年間の期限があるが、元の場所に住めるのかがわからないので、引っ越しの予定も立てられない。今はできる限り物を増やさず、最低限で生活している。もうすぐ1年がたつが〝仮〟の家という意識がある。早く自分たちの家がほしい」と話した =6月29日、熊本県球磨村(佐藤徳昭撮影)
仮設住宅に住む西門瑠美子さん(35)と睦翔くん(2)、諒牙さん(15)。現在、家族7人で生活している。瑠美子さんは「仮設住宅は2年間の期限があるが、元の場所に住めるのかがわからないので、引っ越しの予定も立てられない。今はできる限り物を増やさず、最低限で生活している。もうすぐ1年がたつが〝仮〟の家という意識がある。早く自分たちの家がほしい」と話した =6月29日、熊本県球磨村(佐藤徳昭撮影)
昨年8月2日、豪雨被害から1カ月後、球磨村総合運動公園に仮設住宅ができた=熊本県球磨村(恵守乾撮影)
昨年8月2日、豪雨被害から1カ月後、球磨村総合運動公園に仮設住宅ができた=熊本県球磨村(恵守乾撮影)
人吉市内の市街地。再開してる店舗は一部で、空き店舗が目立った =6月28日、熊本県人吉市(佐藤徳昭撮影)
人吉市内の市街地。再開してる店舗は一部で、空き店舗が目立った =6月28日、熊本県人吉市(佐藤徳昭撮影)
昨年7月4日、土砂が流れ込んだ市街地を歩く人たち =熊本県人吉市(宮崎瑞穂撮影)
昨年7月4日、土砂が流れ込んだ市街地を歩く人たち =熊本県人吉市(宮崎瑞穂撮影)

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