首相の関心は「経済」へ エコノミストらと面会相次ぐ

リポートでは新型コロナのワクチン接種が1日平均50万回の場合、経済が正常化する時期は令和4年4月頃と予測。接種が1日平均100万回だと4年1月と見通していた。

試算について、政府高官からは「数字は適当に出せる」と冷ややかな見方もある。また、足下の感染者数の動向も予断を許さない展開だ。東京の新型コロナ感染者数は6月末から増加傾向に転じている。

ただ、首相自身は6月30日の関係閣僚会議で、「(有識者から)接種を加速することによって、経済活動の再開が大きく早まるとの指摘をいただいた」と述べるなど、経済の早期回復に向けた意欲を隠さない。ワクチン接種の普及が感染収束の「切り札」と断言する首相には、新型コロナで落ち込んだ経済からの脱却を図る具体的な「出口戦略」を示す時期が迫っているといえそうだ。(岡田美月)