【第92期ヒューリック杯棋聖戦】藤井棋聖が動揺「え、メニューないんですか…」(1/2ページ) - 産経ニュース

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第92期ヒューリック杯棋聖戦

藤井棋聖が動揺「え、メニューないんですか…」

「第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」の第3局が3日、静岡県沼津市の「沼津御用邸」で始まった。盤上の熱い戦いだけでなく、棋士が注文する食事やおやつもタイトル戦を彩る重要な要素だ。ファンが将棋を違った角度から楽しむ重要なコンテンツであり、地元ならではの料理が紹介されればタイトル戦の開催地も注目される。何より、頭脳をフル回転させて勝負に臨む棋士にとって、大切なエネルギー源になっている。

地元のおいしい物を

「え、メニューないんですか…」

6月18日に棋聖戦第2局が行われた兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」。昼食を選ぶ際にメニューがないことを知った藤井聡太棋聖(18)は思わず動揺した。

五番勝負の会場によって異なるが、同ホテルは食べたいものを棋士に尋ねるスタイル。求められるものは何でも応じるようにしているといい、作ったり、周辺の飲食店から調達したりしてきた。

平成30年まで棋聖を保持していた羽生善治九段(50)は「東京ではうどんを食べる機会が少ないから」と同ホテルでの対局の際、通常メニューにないきつねうどんを毎回注文。ファンの間では「きつねうどん定跡(じょうせき)」として有名だった。

今期の棋聖戦第2局。藤井棋聖がオーダーしたのは握りずしだった。同市内の老舗割烹(かっぽう)店「菊水」から調達。マグロやタイなど、淡路島で水揚げされた新鮮な魚介がネタだ。

昨年はコロナ禍で、前期棋聖戦は地方での対局を行わなかったが、今期は再開。藤井棋聖は「地元のおいしい物を食べるのを楽しみにしています」と、ご当地メニューを注文することを事前に話しており、6月6日に千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」で行われた第1局で選んだのも、地元名物の「あさりカレー」だった。

渡辺三冠は大の甘党

一方の渡辺明三冠(37)。棋聖戦第2局の勝負めしに選んだのは、地元産の牛肉やタマネギを使用した「淡路島牛丼」と、地元の名産である手延べ麺「淡路島ぬーどる」だった。

牛丼は、甘辛く煮た牛肉が、熱々のご飯の上に盛られている。ホテルニューアワジの朝食にも登場する人気メニュー。タイトル戦の経験が豊富な渡辺三冠は一昨年、挑戦者として同ホテルで戦った際にも注文した。ただし当時も、今回も紅ショウガ抜きを希望した。