米軍、アフガンの「テロとの戦い」最大拠点から撤収 - 産経ニュース

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米軍、アフガンの「テロとの戦い」最大拠点から撤収

アフガニスタンのバグラム空軍基地から離陸する戦闘機=2017年8月22日(ロイター)
アフガニスタンのバグラム空軍基地から離陸する戦闘機=2017年8月22日(ロイター)

【ワシントン=黒瀬悦成】FOXニュースなど米主要メディアは2日、米高官の話として、アフガニスタン駐留米軍が首都カブール北方の最大拠点であるバグラム空軍基地からの撤収を完了したと伝えた。CNNテレビによると、基地は現地時間の同日にアフガン治安部隊に引き渡された。駐留米軍全体の撤収も数日中に終わる見通し。

バグラム基地は、2001年9月11日の米中枢同時テロを受けた米軍の「テロとの戦い」の拠点として枢要な役割を担ってきた。基地は1950年代に建設され、79年にアフガンに侵攻した旧ソ連軍の拠点としても使われた。

バイデン大統領は4月、同時テロから20年となる今年の9月11日までに米軍部隊を完全撤収させると発表していた。

アフガン駐留米軍はオバマ元政権下の2011年に10万人近くまで増強されたが、今年4月の撤収開始の時点で3500人規模まで縮小していた。

国防総省によると、撤収完了後も一部の米軍部隊はカブールの米大使館や国際空港の警備などのため残留する。米メディアによると、残留する米軍の規模は最大で千人程度という。

イタリアやドイツなど欧州の国際部隊の大半も撤収を完了した。

米軍やアフガン政府と敵対するイスラム原理主義勢力タリバンは米軍など国際部隊の撤収に伴いアフガン政府への攻勢を強めており、内戦状態に陥るとの懸念が広がっている。