素材ベンチャーのTBM 韓国大手財閥SKと資本業務提携 135億円を調達

主成分の石灰石に植物由来樹脂を混ぜて作ったTBMの「バイオライメックスバッグ」。ビニール袋の代わりとなる(同社提供)
主成分の石灰石に植物由来樹脂を混ぜて作ったTBMの「バイオライメックスバッグ」。ビニール袋の代わりとなる(同社提供)

素材開発ベンチャーのTBM(東京都中央区)が韓国大手財閥のSKグループのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)のSKジャパンインベストメント(東京都千代田区)との間で資本業務提携し、総額135億円の資金調達を実施したことが2日、分かった。

TBMは平成23年8月に設立。石灰石を主成分とした紙やプラスチックの代替材料を開発し、「LIMEX(ライメックス)」の商品名で販売。名刺やメニュー表、食器などに使われている。石灰石は日本国内での埋蔵量が豊富にある。石油由来プラスチックと比べて、原材料調達段階での二酸化炭素(CO2)排出量を約50分の1に抑えられるという。

資本業務提携を機に、TBMはSKと合弁会社を立ち上げ、SKグループの化学素材メーカーのSKC製の生分解性プラスチックを使った新製品の開発に乗り出す。またSKグループ各社の販路を活用し、LIMEXを全世界に供給する体制を整える。

100億円を超える大型の資金調達としては、人事労務ソフトのスマートHRが5月に125億円を調達している。

SKジャパンインベストメントは、SKCや素材メーカーのSKマテリアルズなどSKグループ主力企業が共同出資して設立された。半導体関連や環境分野で投資活動を展開する計画で、TBMはその投資第1号案件となる。