首相、千葉・八街の児童5人死傷事故の現場視察

児童5人が死傷した事故現場の献花台に花を手向ける菅義偉首相(手前)。左は八街市の北村新司市長=1日午後2時8分、千葉県八街市(代表撮影)
児童5人が死傷した事故現場の献花台に花を手向ける菅義偉首相(手前)。左は八街市の北村新司市長=1日午後2時8分、千葉県八街市(代表撮影)

菅義偉首相は1日、大型トラックが小学生の列に突っ込み5人が死傷した千葉県八街市の事故現場を視察した。市道脇に設置された献花台に花束を供え、犠牲となった児童らに黙祷(もくとう)をささげた。視察後、首相は官邸で「未来のある子供たちの命を失い、負傷されていることはあまりにも悲しく痛ましい」と述べた。

首相はまた、6月30日に交通安全対策に関する関係閣僚会議を開いたことに言及し、「登校時(の安全対策)についてもう一度総点検をすることを指示した」と説明。八街市の北村新司市長から歩道整備に向けた国の支援を要望されたとし、「政府としては早速、歩道設置について全面協力するので早くやってほしいと申し上げた」と語った。

首相の視察後、献花台を訪れた千葉県芝山町の無職、滝崎博さん(69)は「この通りはスピードを出す車が多くて危ない。交通死亡事故を無くすための国の対策に期待したい」と話した。

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