【北京=三塚聖平】中国共産党は1日、創建100年の記念日を迎えた。北京中心部の天安門広場で同日午前8時(日本時間同9時)から祝賀大会を開き、習近平党総書記(国家主席)が重要演説を行う。
記念式典を通じ、米国に次ぐ世界2位の経済大国になった党の「成果」を誇示して一党支配の正当性を強調するとともに、来年秋の党大会で異例の長期政権化を狙う習氏の求心力向上を図る。
会場周辺では交通規制が敷かれ、警官の姿が平常時より目立つなど厳戒態勢がとられている。中国国営中央テレビは祝賀大会の準備状況を報じるなど、祝賀ムードを盛り上げている。
香港紙によると、祝賀大会の参加者は新型コロナウイルス対策のため、中国産ワクチンの接種を完了させることが求められた。未接種者や海外製ワクチンを接種した人は参加ができないという。
中国国営新華社通信によると、中国共産党員の総数は6月5日時点で9514万8千人。そのうち女性党員は2745万人で、全体の28・8%にとどまっている。