正恩氏が習氏に祝電「敵は中国の前途阻めない」

錦繡山迎賓館の庭園を散策しながら話をする北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(手前左、当時)と中国の習近平国家主席(同右)ら=2019年6月、平壌(朝鮮中央通信=共同)
錦繡山迎賓館の庭園を散策しながら話をする北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(手前左、当時)と中国の習近平国家主席(同右)ら=2019年6月、平壌(朝鮮中央通信=共同)

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は1日、中国共産党創建100年に合わせ、習近平総書記(国家主席)に祝電を送った。金氏は、両党が「帝国主義に反対し社会主義を建設する闘争で生死苦楽を共にしてきた真の同志で戦友だ」と強調した。朝鮮中央通信が伝えた。

金氏は、米国と中国の対立を念頭に「敵対勢力の誹謗(ひぼう)中傷や圧力は断末魔のあがきにすぎず、中国の前途を阻むことはできない」と指摘。「国の主権や領土、世界平和を守るための中国共産党の偉業を支持する」と表明した。「朝中親善を新たな戦略的高みへと発展させる」とも記した。

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