コロナ直撃、高崎駅西口の上昇ストップ 群馬・令和3年路線価 - 産経ニュース

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コロナ直撃、高崎駅西口の上昇ストップ 群馬・令和3年路線価

路線価が県内最高の高崎市の市道高崎駅・連雀町線付近(柳原一哉撮影)
路線価が県内最高の高崎市の市道高崎駅・連雀町線付近(柳原一哉撮影)

関東信越国税局は1日、相続税と贈与税の算定基準となる令和3年分(1月1日時点)の路線価を発表した。群馬県内の最高路線価はJR高崎駅西口で、高崎市八島町の市道高崎駅・連雀(れんじゃく)町線の1平方メートル当たり46万円。31年連続で首位を維持したが、昨年来の新型コロナウイルス禍の直撃を受けて、変動率は前年の9・5%から0・0%に大きく縮小した。

不動産鑑定士によると、市道高崎駅・連雀町線の路線価は、駅前の大型商業施設の開業などにより買い物客ら通行量が増えたことなどに伴って前年まで4年連続で上昇した。

しかし、コロナ禍に伴う外出自粛が拡大。「客足が途絶えた商業施設は大打撃を受け、この影響で路線価の上昇に歯止めがかかった」という。今後の動向は、「ワクチンの普及でコロナが終息すれば上昇に転じる可能性がある」としている。

2位の前橋市本町2丁目の本町通りは同13万円。7年連続で横ばいとなり、全国の都道府県庁所在地では45番目の低さだった。続く3位は太田市飯田町の東武太田駅南口駅前広場の同11万円で、7年連続の上昇だった。

また、草津町の草津温泉のシンボルとされる「湯畑」前の路線価は同9・9万円。変動率は前年の10・2%から2・1%に大きく縮小し、「コロナ禍で観光客が激減した」(不動産鑑定士)影響と指摘している。

県全体の標準宅地の評価基準額の変動率はマイナス1・0%で、29年連続の下落。下落幅は平成24年以来9年ぶりに拡大した。