中国共産党、一党支配の正当性アピールへ 1日創建100年

中国共産党創立100年を控え、北京市中心部の長安街沿いに置かれた展示物(三塚聖平撮影)
中国共産党創立100年を控え、北京市中心部の長安街沿いに置かれた展示物(三塚聖平撮影)

【北京=三塚聖平、台北=矢板明夫】中国共産党は1日、創建100年の記念日を迎える。北京で同日午前に記念式典を開き、習近平国家主席(党総書記)が重要演説を行う。来年秋の党大会で異例の3期目続投を目指す習氏は、歴史的な節目を使って求心力向上を図る。

中国国営新華社通信によると、1日午前8時(日本時間同9時)から北京中心部の天安門広場で祝賀大会を開く。30日には会場周辺で交通規制が始まり、市中心部では普段よりも多い警備要員の姿がみられるなど厳戒態勢がとられている。

習氏は演説で、国内総生産(GDP)総額で米国に次ぐ世界2位の規模となった経済発展や、軍事や科学技術の進歩といった成果を強調する見通し。党機関紙、人民日報は6月30日付の社説で「われわれが進めているのは、いまだかつてやった人がない偉大な事業だ」と強調しており、一党支配の正当性を内外にアピールするものとみられる。

香港国家安全維持法(国安法)の施行から1年となった30日、香港ではデモなどの動きは同日夕方時点でみられなかった。

1日は香港が英国から中国に返還されて24周年。返還記念日に毎年行われていたデモの主催団体は今年、警察への許可申請を見送ることを発表している。新たな逮捕者が出るのを避けるため断念したもよう。ただ、一部市民の「自発的デモ」が実施される可能性もあり、香港メディアによると、警察当局は1日に警戒態勢をとる方針。