三菱電機が検査不正 鉄道向け空調で30年以上

三菱電機本社が入るビル=東京・丸の内
三菱電機本社が入るビル=東京・丸の内

三菱電機が鉄道車両向け空調機器について、架空のデータを用いる不正な検査を行っていたことが29日、分かった。不正は30年以上続いていた疑いがある。会社側は事実関係を大筋で認めた上で、安全性に問題はないとしている。三菱電機ではこの数年、検査や品質試験のデータ偽装などが相次いでおり、製品への信頼低下は避けられそうにない。

この製品は長崎製作所(長崎県時津町)で製造。既に経済産業省に報告したほか、対象製品の出荷を停止し、納入先の鉄道会社への説明を始めている。検査は顧客から指定された内容を実施することになっていたが、適切に行われていなかった。

三菱電機は29日に株主総会を開いたが、不正について株主には説明しなかった。同日夜に「不適切な検査を行っていたことが社内調査で判明し、調査を進めている。速やかに対応を進め、内容を公表する予定だ」とのコメントを出した。

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