強制わいせつの前釜山市長に実刑判決 韓国地裁

記者会見で謝罪する韓国・前釜山市長の呉巨敦被告=釜山市(聯合=共同)
記者会見で謝罪する韓国・前釜山市長の呉巨敦被告=釜山市(聯合=共同)

韓国南部の釜山地裁は29日、釜山市長在職中に行った複数の女性市職員への強制わいせつ罪などに問われた前市長の呉巨敦(オ・ゴドン)被告に対し、懲役3年の実刑を言い渡した。呉被告は法廷で身柄を拘束された。検察は懲役7年を求刑していた。

呉被告は、与党「共に民主党」から出馬し、2018年に市長に就いたが、昨年4月に女性職員へのセクハラ行為を行ったことを公表して辞職した。地裁は判決で、呉被告が「地位を利用した権力による性暴力」だと指弾した。

与党所属でソウル市長だった朴元淳(パク・ウォンスン)氏も昨年7月、セクハラで元秘書の女性から告訴され、後に自殺。今年4月のソウル、釜山両市長選で与党が惨敗するなど、呉被告のセクハラ辞任は与党が劣勢になるきっかけの一つとなった。(ソウル 桜井紀雄)