小沢一郎氏が中国共産党100周年に祝意 「国際社会が大きな期待」

小沢一郎氏(春名中撮影)
小沢一郎氏(春名中撮影)

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が、中国共産党創建100年の記念日となる7月1日を控え、中国側に祝意を表すメッセージを送っていたことが29日分かった。中国国営通信の新華社によると、小沢氏は祝辞で「国際社会が中国にかつてない大きな期待を寄せている」などと述べた。

小沢氏は李克強首相と親交を結ぶなど、自民党に在籍していた時代から中国共産党とのパイプを築いてきた経緯がある。中国側には民主主義諸国の要人からの祝辞を明らかにすることで、国際的に包囲されているとの印象を解消する狙いがありそうだ。

新華社電によると、小沢氏は中国共産党について「創建以来、幾重もの困難を克服し、中国を大きな政治的、経済的影響力を持つ国に成長させた」と評価した。小沢氏事務所は産経新聞の取材に「依頼され、礼儀として送った。中国は国際社会で影響力が増しており『大国にふさわしい責任を果たしてほしい』というのが主旨だ」と述べた。

新華社電によると、河野洋平元衆院議長も祝意を寄せた。

中国外務省は、ロシアのプーチン大統領がオンラインの中ロ首脳会談の際、党創建100年に関する祝意を中国の習近平国家主席に伝えたとしている。日米など先進7カ国(G7)首脳からの祝辞の有無は、伝えていない。

加藤勝信官房長官は29日の記者会見で、中国共産党創建100年の記念日である7月1日に、日本政府として特別な対応をしない方針を示した。「一般論として、他国の政党に関し、政府として対応を取るというのは特段予定していない」と述べた。