「不自由展」へ抗議100件 大阪知事「不快に思う人多い」 - 産経ニュース

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「不自由展」へ抗議100件 大阪知事「不快に思う人多い」

記者団の質問に答える吉村洋文大阪府知事=28日午後、府庁
記者団の質問に答える吉村洋文大阪府知事=28日午後、府庁

大阪府の吉村洋文知事は28日、大阪市の府立労働センター「エル・おおさか」で7月16~18日に開催予定だった「表現の不自由展かんさい」について、約100件の抗議が同センターなどに来ていると明らかにした。同センターの管理運営要綱では「管理上支障があると認められるとき」に利用許可を取り消すことができると定めており、同センター側は今月25日付で利用許可を取り消している。

吉村氏は府庁で記者団に「クレームがつくだけで取り消すような軽い事案とは考えていない。極めて不快に思う人がたくさんいるのも事実で、安全な施設運営に支障が生じる可能性がある」と述べ、取り消し判断を改めて支持した。

吉村氏は、同センターに保育所や就業支援施設が入っているとして「子供や職を探す人がリスクを背負うのはおかしい。(展示の)開始前でこの状態だから、現実に開始になったらかなりの大混乱が予測される」と懸念を示した。

また「表現の不自由展」が抗議により愛知県で2カ月中断したほか、東京都内での開催が延期になっている事態を念頭に「表現する側が自分たちの表現を正義だと思うのと同様、極めて不快に感じる人もたくさんいる。違法な活動はダメだが、抗議するなというのもおかしい」と指摘した。

一方で、民間の実行委員会が主催する展示内容を「行政として評価するつもりはない」と述べ、同センター側の利用許可取り消しへの賛同と展示内容は無関係との考えを示した。