茨城の社協元理事に有罪 工事入札談合事件

茨城県龍ケ崎市が発注した工事の入札情報を漏らしたとして、官製談合防止法違反の罪に問われた同市社会福祉協議会の元理事、川北恵一郎被告(72)に、東京地裁は28日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

坂田正史裁判長は、被告が長年にわたり市職員から入札関連の情報を得ており、常習性は際立っていると指摘。「日常的に市職員に指示を与えて入札関連の便宜を図らせ、厳しい非難に値する」と述べた。その上で、被告が公判で反省の態度を示し、妻が監督を誓約していることなどを踏まえ、刑の執行を猶予した。

判決によると、被告は昨年12月上旬、同市の元副市長、川村光男被告(65)=官製談合防止法違反罪で起訴=らと共謀し、同月実施のプール改修工事など計6件の入札に参加申請した業者名を漏洩(ろうえい)、入札を妨害した。