五輪警備「総力結集し完遂」 警視庁、幹部ら会議

警視庁で7月に開幕する五輪警備について会議が開かれた=千代田区
警視庁で7月に開幕する五輪警備について会議が開かれた=千代田区

来月23日に開幕する東京五輪やその後のパラリンピックを控え、警視庁は28日、東京都千代田区の本部庁舎で、警備の徹底に向けた警備会議を開いた。警備、公安、交通各部の幹部ら約500人がリモートを含めて参加した。

会議の冒頭で斉藤実警視総監は、指揮体制の確立と情報共有の徹底▽警戒警備の徹底▽都民と国民の理解と協力の確保-の3点を強調。その上で、「聖火リレーから2カ月のロングラン警備。自然災害や感染再拡大となれば任務の追加や変更がある。いかなる事態にも全国の警察の協力と警視庁の総力を結集し実力を発揮すれば、本警備を完遂できる」と訓示した。

五輪の観客は、海外からの受け入れはなく、「収容定員の50%以内で最大1万人」となった。ただ、今後の感染・医療状況によっては無観客に転じる可能性もあり、警視庁では万全の態勢で警備に取り組む。

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