米、親イラン民兵を空爆 無人機攻撃の拠点か

米国防総省=ワシントン(AP)
米国防総省=ワシントン(AP)

【カイロ=佐藤貴生】米国防総省は27日、親イラン民兵組織が使用しているイラクとシリアの国境地帯にある3カ所の施設を空爆したと発表した。イラク国内では親イラン民兵組織によるとされる駐留米兵や施設への無人機を使った攻撃がしばしば起きており、これに対する報復措置だとしている。

バイデン米政権が親イラン民兵組織の施設を空爆したのは2月以来、2回目。国防総省は「バイデン大統領は今後も米兵保護のために行動する」としている。一方で米国はイランと核合意立て直しに向けてウィーンで間接協議を進めており、協議への影響を避けるために前回同様、限定的な攻撃にとどめたもよう。

米軍が空爆したのはシリアの2カ所とイラクの1カ所で、イラクの親イラン民兵組織「神の党旅団」(カタイブ・ヒズボラ)などが無人機攻撃の拠点として使っていたという。

シリア人権監視団(英国)は少なくとも民兵7人が死亡したとしており、民兵組織は報復すると表明。また、イラン外務省報道官は米国に緊張を高める行動を慎むよう求めた。イラクには米兵2500人が駐留している。