民家崩落 残る1軒に大阪市長「撤去の協議を」

記者団の取材に答える大阪市の松井一郎市長=28日午後、市役所(小泉一敏撮影)
記者団の取材に答える大阪市の松井一郎市長=28日午後、市役所(小泉一敏撮影)

大阪市西成区で民家2棟が崖下に崩落した事故をめぐり、同市の松井一郎市長は28日、現場に並び、倒壊の恐れがある別の1軒について、「所有者と(崖下で工事をしていた)事業者間で速やかに撤去の話を進めてもらいたい」と述べた。市役所で記者団に答えた。

事故は25日午前に発生。西成区天下茶屋東の住宅街の崖が崩れ、その上にあった民家2棟が相次いで数メートル下に落ちた。松井氏は周辺道路を管理する立場から、危険性を取り除くため、住宅の所有者の了承を得た上で撤去したいとの意向を示していた。

松井氏は所有者と事業者に対し、一両日中に方向性を決めてもらうよう伝えたとしながら、「話し合いがつかなければ行政が積極的に関与すべきだが、民間同士で話をしているとのことなので配慮が必要だ」と語った。

さらに、「私有財産なので行政が勝手に手を入れることはできない」とした上で、住民の安全確保のため現地調査を市で行うことを検討していると明かした。