中露首脳、会談で友好条約の延長宣言

【北京=三塚聖平】中国の習近平国家主席は28日、ロシアのプーチン大統領とテレビ会議形式で会談した。中国国営中央テレビ(電子版)によると、両首脳は7月16日に締結から20年を迎える中露善隣友好協力条約の延長を正式に宣言した。習氏は会談で「中露の密接な協力は、国際社会にプラスのエネルギーを注入している」と述べた。

習指導部としては7月1日の中国共産党創建100年を前に祝賀ムードを盛り上げるとともに、対立が続くバイデン米政権にロシアとの結束を誇示する狙いがある。

今月16日にはプーチン氏とバイデン大統領が初の対面形式で会談したが、その後に中露首脳が会談するのは初めて。プーチン氏は習氏と、米露首脳会談の内容についても共有した可能性がある。

習、プーチン両氏は5月19日にもオンライン形式で原発の着工式にそろって参加したばかり。中国側としては、バイデン政権が同盟国などと対中連携を強める中、ロシアとの密接な関係をアピールして孤立感を払拭したいものとみられる。中露善隣友好協力条約は、相互不可侵などを盛り込んでいる。