花田紀凱の週刊誌ウォッチング

(828)日本医師会長の病院醜聞

記者会見する中川俊男
日本医師会の中川俊男会長(坂井広志撮影)

日本ABC協会(Audit Bureau of Circulations=新聞・雑誌部数公査機構)による2020年下半期(7~12月)の雑誌実売部数が公表された。

何しろ、コロナの影響で人出も少なく、雑誌は苦しい。

前期比で伸びているのは『週刊大衆』(10・6%)、『週刊アサヒ芸能』(4・6%)くらい。しかし、毎週、大々的に「芸能人の性器」とかやってる『大衆』がねぇ。人間だもの。

①『週刊文春』 26万9894

②『週刊現代』 20万0781

③『週刊新潮』 15万6437

④『週刊ポスト』 15万6114

⑤『週刊大衆』 9万1025

⑥『週刊アサヒ芸能』 5万6589

⑦『週刊朝日』 5万6248

⑧『AERA』 4万2732

⑨『サンデー毎日』 2万6420

⑩『ニューズウィーク日本版』 2万4399

ちなみに、「読み放題UU」では『FLASH』が32万4811、『FRIDAY』が31万8144。『文春』は24万5743。

月刊『文芸春秋』も、前期比7・1%減の20万1402。7月1日から文春のエース・新谷学(週刊文春編集局長)クンが編集長に就任というから、劇的に変わるだろう。

で、今週の週刊誌。

『文春』(7月1日号)がやはり強い。

トップは「『中川医師会長はコロナ患者を見殺しに』職員5人が告発」。

「医療逼迫(ひっぱく)だ」「医療崩壊だ」と叫ぶばかりで、何もしない日本医師会の中川俊男会長。

自らが、理事長をつとめる「新さっぽろ脳神経外科病院(病床135)」で5月15日、入院患者2人の感染が発覚。

ところが他の患者との〈ゾーニングが不十分〉で、ある患者など〈陽性者と同じ病室でしかも隣のベッド〉。

結局、〈五月十五日から一カ月間の累計では死者三人、感染者三十四人〉。

医療従事者に手当ても出さず、PCR検査にも〈難色〉。

中川会長、政治家のパーティーに出席してる場合じゃあるまい。

(月刊『Hanada』編集長)