北京「厳戒」 中国共産党100年控え規制強化

中国共産党創立100年を控え、北京市中心部では「歴史を創り、未来をつかもう」と書かれた看板もみられた=27日(三塚聖平撮影)
中国共産党創立100年を控え、北京市中心部では「歴史を創り、未来をつかもう」と書かれた看板もみられた=27日(三塚聖平撮影)

【北京=三塚聖平】中国共産党創立100年の記念日となる7月1日を控え、北京市内では警戒が強まっている。中心部では予行演習のため交通規制が行われ、北京に入る物資や人に対するチェックも徹底。共産党の一党支配による成果を国内外にアピールする重要な政治イベントであり、中国当局は厳戒態勢を敷いて当日を迎える方針だ。

7月1日には習近平国家主席(党総書記)が重要演説を行い、北京中心部の天安門広場で祝賀行事が行われる見通しだ。北京では6月に入って祝賀行事の予行演習などが度々行われており、26日には広場周辺の広い範囲が通行止めになった。市中心部では記念日を祝う掲示物が増えており、警察などの姿も目立つ。

中国メディアによると、当局は21日から北京市内に入る全ての宅配物に対して2回の安全検査を義務付けた。小型無人機「ドローン」は飛行が禁じられたほか、大手インターネット通販サイトで販売が一時停止された。テロなど不測の事態が起きることを強く警戒しているとみられる。

5月中旬ごろから地方政府による人権問題などを訴えるため北京を訪れた陳情者が追い返されているという情報もある。

また、河北省から北京市に通勤する40代の女性は「最近、北京に入る際にバスの乗客全ての身分証を確認するようになった。普段は1~2時間の通勤時間が、4時間以上かかるようになったという話も耳にする」と困惑気味に話す。