英の「密」実験、感染拡大なし 音楽祭やサッカー会場

英ロンドンの競技場に設置された新型コロナウイルスのワクチン接種会場で、職員とあいさつするジョンソン首相(中央)=21日(ゲッティ=共同)
英ロンドンの競技場に設置された新型コロナウイルスのワクチン接種会場で、職員とあいさつするジョンソン首相(中央)=21日(ゲッティ=共同)

英政府は25日、サッカーや音楽祭などの大規模イベントで「密状態」をつくり、新型コロナウイルスの感染抑制の観点から安全性を確認する実験の暫定結果を発表した。9つのイベントに約5万8千人が参加した結果、「急激な感染拡大はみられなかった」と指摘した。

実験は、将来的に満席にしても時間差での入退場や場内の換気といった工夫で安全に開催できるかどうかを試すのが狙い。4月以降、サッカー会場に2万人強を収容したほか、屋内を含むスポーツや音楽祭の会場、ナイトクラブなどに観衆を入れた。

入場者には事前の簡易検査で陰性証明を求め、イベント前後にPCR検査の自主的な実施も要請。各イベント前後に感染した可能性があるのは28人と限定的だったが、検査結果を全て報告した人は全体の15%前後にとどまったため、さらなる検証が必要とみられる。(共同)