米軍、アフガン2州を空爆 タリバンは反撃示唆

米FOXニュースは26日までに、米軍がアフガニスタン北部のバグラン、クンドゥズの2州で反政府武装勢力タリバンを標的にした空爆を行ったと報じた。タリバンの報道担当者は26日の声明で「強く非難する」として反撃を示唆した。

25日に、米ワシントンで開かれたバイデン米大統領とアフガンのガニ大統領の会談前に、無人機ドローンで空爆し、タリバン戦闘員が死亡したとみられる。

タリバンは声明で「侵略者(米国)は撤退に集中するべきだ。戦争に加わったり、アフガンの悲劇を長引かせたりするべきではない」と批判した。

4月下旬の米軍撤退開始後、タリバンは北部などで攻勢を強め、各地を制圧している。州都をめぐる攻防も激化し、市民が武器を手に取りタリバンに立ち向かい始めている。(共同)

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