中国、党創建100年で最終準備統治の歴史誇示、北京厳戒

中国共産党は26日、創建100周年の記念日となる7月1日を目前に控え、祝賀行事の最終準備を北京市内で進めた。天安門広場を中心に統治の歴史を誇示するモニュメントが出現する一方、予行演習は非公開で市中心部の道路が封鎖され、厳戒態勢が敷かれた。

天安門広場では大きな党のシンボルマークを背にぎっしりと観覧席が並べられ、祝賀行事の盛大さをうかがわせた。

天安門前を通る長安街沿いにも、革命を戦った兵士や党が創建された「1921年」を表現した展示物が置かれ、午前中は写真を撮る市民の姿が多く見られた。

午後になると、広場周辺の広い範囲が通行止めとなった。街中には保安要員が目立った。習近平指導部は国威発揚の祝賀行事に向け、入念に準備。22日には、2008年の北京五輪のメインスタジアム「鳥の巣」の上空で大がかりな花火を打ち上げた。(共同)

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