観光列車「さち」5歳に 南海加太線「めでたいでんしゃ」第1号 - 産経ニュース

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観光列車「さち」5歳に 南海加太線「めでたいでんしゃ」第1号

デビュー5周年を迎えた観光列車「さち」。特製ヘッドマークを掲げている=南海和歌山市駅
デビュー5周年を迎えた観光列車「さち」。特製ヘッドマークを掲げている=南海和歌山市駅

南海電鉄の加太線(和歌山市)を走る観光列車「めでたいでんしゃ」の第1号で、加太特産のタイをイメージしたピンク色の「さち」がデビュー5周年を迎え、特製ヘッドマークを掲げて走行している。いまや電鉄の看板列車に成長した車両について、担当者は「ぜひ乗って、車両と加太線沿線の魅力を知ってほしい」と改めて利用を呼びかけている。

紀ノ川―加太駅を結ぶ加太線の愛称は「加太さかな線」。なんば駅から和歌山市駅に降りた観光客らが加太線に乗り換え、加太に向かう観光列車として「めでたいでんしゃ」が運行されている。

南海電鉄は加太線の沿線活性化策として地元の観光協会と協力し、「加太さかな線プロジェクト」を平成26年11月に始動。めでたいでんしゃも取り組みの一環で、名称は「(乗ると)おめでたい」と「(車両を)愛(め)でたい」を掛け合わせた。

このうち28年春デビューの「さち」は、タイをイメージして造られた。

外観はうろこを連想させる塗装で、シートにはタイの模様をちりばめ、つり革の持ち手も魚の形に。ドア近くにタイの縁起物を設置するなど、タイが車内を泳ぐイメージにしている。縁起物は「ひな流し」神事で知られる加太の淡嶋神社で祈禱(きとう)を済ませている。

運行開始から5年という節目を迎え、4月末ごろから「祝5歳」などと記された特製のヘッドマークを取り付けて走行している。電鉄によると、8月末まで続けるという。

「めでたいでんしゃ」は、「さち」以外にも29年に和歌山の海をイメージした水色の「かい」、31年には赤色の「なな」も登場し、人気を集めている。

加太線の沿線には、名物のタイや観光地・淡嶋神社のほか、関西有数のサーフスポット・磯の浦海水浴場などがある。

電鉄の担当者は「沿線には魅力的な場所が数多くあります。ぜひめでたいでんしゃに乗って車内を楽しんでいただき、沿線にも足を運んで、その魅力を体感してほしい」と話している。