SNSの相談体制拡充を 子供自殺増加で提言案

児童生徒の自殺予防策を検討する文部科学省の有識者会議は25日、新型コロナウイルスが拡大した昨年に小中高校生の自殺が増加しており、孤立感を深める子供でも活用しやすい会員制交流サイト(SNS)による相談体制の拡充を求める提言案について議論した。

提言案では、昨春の一斉休校で友達や教員との交流が減り、悩みを相談しにくくなった恐れがあると分析。在宅が長くなって家族と衝突するケースがあり、学校にも家庭にも居場所がなくなった可能性を指摘した。

その上で、児童生徒にスマートフォンが普及し「誰かとつながりたい」との思いをSNSで発信しやすくなったと説明。自治体などがSNSも有効な選択肢だと認識して相談窓口を設け、スクールカウンセラーらによる直接的なやりとりにつなげるべきだとした。

また、ストレス対処法や周囲に助けを求める大切さを指導すること、学校と行政の福祉部局が連携して家庭の問題に対応することを推奨した。