EU首脳会議 独仏提案のプーチン対談、東欧反対で見送り

欧州連合(EU)本部=ベルギー・ブリュッセル(ロイター)
欧州連合(EU)本部=ベルギー・ブリュッセル(ロイター)

【パリ=三井美奈】欧州連合(EU)が24、25日に開いた首脳会議で、ドイツ、フランス両国は、EUとロシアの首脳会議実施を提案した。旧ソ連圏のバルト3国やポーランドは対露接近に反対し、合意に至らなかった。

独仏提案は、バイデン米大統領とプーチン露大統領が16日にスイスで会談したのを受け、EUによる独自の対露外交を目指す狙いがあった。人権侵害やウクライナ問題でEU、ロシア関係が悪化する中、マクロン仏大統領は「欧州安定にはロシアとの対話が必要」と訴えた。

これに対し、リトアニアのナウセーダ大統領は「プーチン政権の真の意図に対し、慎重であるべき」と警戒を示した。同会議の声明は、ロシアについて「対話の条件やあり方を探る」と記すにとどまった。会議は、ベラルーシに対する経済制裁の発動を決めた。