立憲民主党の枝野幸男代表は25日、東京都武蔵野市のJR吉祥寺駅前で、同日告示された東京都議選の第一声を上げ、「(政治を)大きく変えるには秋までにある衆院選で変えなければならない」と述べた。同党最高顧問の菅(かん)直人元首相も並び立ち、政権交代の実現をともに訴えた。
枝野氏は、都議選の争点になっている東京五輪・パラリンピックの開催の是非については触れなかった。菅(すが)義偉政権の新型コロナウイルス対応が不十分だと主張し、「有権者が動けば政治が本来の役割を果たし、1年半前までのまっとうな日々を取り戻すことができる」と強調。その上で、都議選を「国の政治を変えるのと同じくらい大きく暮らしを変えるチャンス」と位置付けた。
菅(かん)氏は、都議選後の10月に衆院議員の任期満了を迎えるとして「菅(すが)内閣をそのまま延長させていいのかどうかという選択も迫っている」と語った。