新型コロナで朝、体温を測ることが日課になりました。それまでは体温計を脇に挟むのは風邪をひいて医者にかかったときぐらいだったので、この年になって自分の平熱を知りました。
36度台前半の日もあれば後半の日も…。10%ぐらいばらつきがあることが分かりました。体温は意外と変動するものなのですね。
仕事の面で数字にまつわることといえば、番組には視聴率が付き物で、担当している番組の数字にささやかな喜びを感じるときもあれば、呆然(ぼうぜん)と虚空を見つめるときもあります。
最近最も切なかった数字は預金通帳の入金欄に刻印された「108、911」という数字。入金で懐が温かくなったにもかかわらず切ない思いをしたのはなぜか。
金額の横に「キヨウイクリヨコウヘンキン」という文字が刻まれていたからです。それは息子の青春の1ページがなくなったことを告げるヒンヤリ冷たい記号のように見えました。数字は時に幸福を、時に残酷をもたらすものですね。