東京五輪パラ 知事判断なら夜間無観客も 丸川五輪相 - 産経ニュース

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東京五輪パラ 知事判断なら夜間無観客も 丸川五輪相

インタビューに答える丸川珠代五輪担当相=24日、東京・永田町の合同庁舎8号館(酒巻俊介撮影)
インタビューに答える丸川珠代五輪担当相=24日、東京・永田町の合同庁舎8号館(酒巻俊介撮影)

丸川珠代五輪相は24日、産経新聞の単独インタビューに応じ、東京五輪・パラリンピックで埼玉、千葉両県から無観客にするよう要請があった夜の時間帯の競技について「知事の判断権限は非常に大きいと認識している。最終的に知事の判断を受け止めざるを得ないが、工夫できることがないか調整している」と述べた。具体的には競技開始時から無観客とするか、途中から無観客とする可能性を示した。

埼玉、千葉両県は夜の競技に関し、午後9時以降は無観客とするよう大会組織委員会に要請。組織委は新型コロナウイルス特別措置法に基づく「蔓延(まんえん)防止等重点措置」期限の7月11日までに判断するとしている。

また、観客を入れることで生じる人流対策について「コロナの担当部署と感染状況を見極めながら何ができるか調整していく段階にある」と述べ、具体策を検討中だと明らかにした。

丸川氏は新型コロナ禍で開催する意義について「私たちの生活も大きく変わった。アスリートがどれほどの努力を重ねてきたか、競技をしている姿を見て『自分たちの生活をもう一度動かし始めよう』と思う勇気を分かち合う大会になれば素晴らしい」と述べた。

丸川氏インタビューの主なやり取りは次の通り。

--競技会場のある地域に発令されている蔓延防止等重点措置が大会までに解除できない場合、無観客とする可能性はあるのか

「どのようなことが実現可能なのか、現段階で私の立場から申し上げるのは難しい。ただ、現実にできることしかできない。どういう形になるかというのは、かなり間際になってみえてくるのではないか」

--一部の知事は、午後9時以降の競技を無観客とするよう求めている

「地域ごとに感染の状況が違う中で、国としても知事の判断の権限は非常に大きいと認識している。仮に知事がどうしても慎重な判断をせざるを得ないときには、最終的に国は受け止めるべきだと思っている。仮に知事が人流の抑制が必要だと判断するときには無観客も検討しなければならないことは頭の中に置いている。基本的には観客を入れることとしているが、工夫できることがないか調整している」

--開閉会式に国立競技場に集う人数は

「観客数を『1万人』の中に収めることは確約していただく。他方、観客以外にどういう人たちが集まるかは組織委に精査してもらう。この中には、組織委でなければ判断できない人たちがたくさん入っている。『できる限り削ってください』というお願いはこれからもしていく」

--新型コロナ禍で開催する意義は

「『1万人以下』という規制があり、感染状況がどうなるか分からないことから、正直ほとんどの方は映像を通じて選手たちの活躍を見ていただくことになる。開催を1年間延期する中で私たちの生活も大きく変わった。大変な苦労を経験された方もいる。そうした中で、アスリートがどれほどの努力を重ねてきたか、実際競技をしている姿を見ることを通じて、『これから社会を動かそう。自分たちの生活を、もう一度動かし始めよう』と思う勇気を分かち合う大会になれば素晴らしい」

(市岡豊大、森本利優、水内茂幸)

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