元経営者、詐欺罪で実刑 女児放置死の施設、宇都宮

宇都宮市の認可外保育施設で平成26年、宿泊保育中に放置され死亡した山口愛美利ちゃん=(9カ月)=の両親に虚偽の説明をして保育料などをだまし取ったとして詐欺罪に問われた元経営者、木村久美子被告(64)に宇都宮地裁(岡田健彦裁判長)は24日、懲役6月(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

検察側は論告で「虚偽の説明で高額な保育料をだまし取っていた」と指摘。弁護側は無罪を主張している。木村被告は愛美利ちゃんへの保護責任者遺棄致死罪などで懲役10年が確定し、服役中。26年に両親が木村被告らを詐欺の疑いで刑事告訴した。宇都宮地検は28年に不起訴としたが、宇都宮検察審査会が29年に不起訴不当と議決。地検が再捜査し、令和元年7月に起訴した。

起訴状によると、預かった子どもをひもで縛って放置するなど不適切な保育をしていたのに「安全面・健康面に細部までこだわってお世話します」などとうその説明をした上で、26年1~7月、両親から入会金など計約80万円をだまし取ったとしている。